アーサーは菊の顔を覗き込んでいた。
スヤスヤ…
起きる気配なし。
頭を撫でてみるが起きない。
どうしたものか…
にしても、ほんとに柔らかい表情で寝ている。
たまに寝返りをうつことも。
頬を突っついても起きない。
とても柔らかかった。
思わず…
Chu♡
菊は頬に手を当ててすぐに起きた。
朝から顔を赤く染めて菊は口をパクパクさせた。
「起きるのが遅いのがいけないんだよ。」