アーサーは菊の顔を覗き込んでいた。

スヤスヤ

起きる気配なし。

頭を撫でてみるが起きない。

どうしたものか

にしても、ほんとに柔らかい表情で寝ている。

たまに寝返りをうつことも。

頬を突っついても起きない。

とても柔らかかった。

思わず

 

Chu

 

菊は頬に手を当ててすぐに起きた。

朝から顔を赤く染めて菊は口をパクパクさせた。

「起きるのが遅いのがいけないんだよ。」